モーリス・ラヴェル作 「 ボレロ 」 を聴く!

中古レコード探しは、旭川では古書店「緑風」に行く事が多い、
中古LP・CDはクラシックを中心に置いている
此方の店主はクラシック音楽に詳しく、特にJ・バッハのマタイには一過言

有り、昨年末にレコード漁りの最中にM・ラヴェルの話に成り、私が店主は
ドビュッシーとかラヴェル好きでしょう?
と訪ねた処、好きですよとの返事

貴方は?、と訪ねられた時、余り夢中にはなれないですね何て返事して
ラヴェルだとピアノ曲その他いろいろ有るけれど、やはり面白いのはボレロ
かな、と云うとあら~、何てつまらない曲を
と言ったのでCDを買って帰宅後、いろいろ考えてみました
多くの人がボレロを、どのように聴いているのか気に成りちょっと一例を

私が思うにボレロは一般に言われる、メロディー主体の音楽とか、ソリスト
の腕自慢音楽ではなく、況やリズム主体の音楽でもなく、オーケストラ全体
が出す 音のハーモニー で成る音楽と思います
スネアドラムの響き線が重要、弦楽器の刻み音が重要、ソロ楽器の主題は音
の質が音程で変らなければグー

ドラムの響き線を使うと倍音成分が多くなり響きに多様性が出る、使わない
と只の刻み音
此の為ラジカセや簡易なシスコンでは楽器の重奏ハーモニーの色彩的な響き
の違いが解かり難いかも?

どうでしょうか、ソロ楽器が
・・フルート・・クラリネット・・ファゴット・・クラリネット・・等
順に出ますが、ドラムと弦とに重なる音の 魅力 がスピーカーから出た音で
解りましたか?

五味康祐氏は著書の中で メロディー が主体である最後の曲と言ってました
が当時のオーディオ装置、英国タンノイ社のスピーカーと米国
マッキントッシュ社の真空管アンプ、そしてデッドな部屋では木管楽器、
特にリード楽器の響きの違いは出にくかったのではないかと思う
弦が素晴らしい為、弦楽器の響きに注目しがちになるのでは

ボレロ は舞曲とかではなく、ドビッシーの交響詩 海 の様な意識の表題音楽
( 海 なのかな~? )として聴いてみると結構面白い
モーリス・ラヴェル作 ボレロ = 河

配役 ・ スネアドラム(響き線付) は 水
    ・ 弦の刻み音        は 水の流れ
    ・ ソロ楽器          は 流れる景色
    ・ 音楽を聴く人        は 鮭の稚魚

さあ、海を目指して旅に出ますか!
スネアドラムが、音を刻みだします・・タン タタタタン タン タタタ・・

フルートがソロで始まり
水は未だ冷たいけれど、小春日和の柔らかい日差しが届く渓谷の清流で泳ぎ
廻り海を目指し出発~!

クラリネットのソロが始まる頃
少し河の渓相が大きくなり、何だか仲間の稚魚も集まって来て元気付き
・・・更に降って行く

ファゴット( バッソン )のソロです
ちよっとミステリアスな響きです、何とも経験の無い景色が広がり
少し緊張気味

再度クラリネットのソロ
聴きなれた響きで少し安心・・・更に降る

今度はオーボエの音
今までとはちょっと違うけれど馴染みのあるハーモニーでリラックスしなが
ら泳ぎ遊ぶ

トランペットが強くはないが輝く響きで初夏の流れを見せてくれる
此の当りから複数の楽器による複雑な重奏ハーモニーが響き、河の水を取り
巻く多様な景色が出てきます、稚魚は益々集合して群れを作り大胆に泳ぎ
廻り楽しそう

血管が斬れそうなホルンの高音とピッコロ、呼吸困難に成りながら吹く
トロンボーンとドラム&弦の響き
多数の木管によるハーモニーで、流れは一層豊かに充実して厚みを増す

ヴァイオリンが主題を引き始める
河は開かれた大きな平野を流れ、稚魚達は更に合流し群れを作り元気に調子
付いて来る、主題を奏でる弦楽器の数が増えて、徐々にしかも強く一心に
重なり泳ぎ回って海を目指す

全ての楽器が主題を演奏して河いっぱいに広がる群れ、
天下無敵気分の稚魚達は一斉に興奮状態
ティンパニーが加勢して来ていよいよ河港だ、強く成る潮の香り・・・
乱舞する稚魚達の熱狂・・もう爆発寸前

海だ~!!  ダダダダダ ダン!!!・・・強烈な終焉
( 此の終わり方は何か有る!・・うむ~ )

さて、貴方は海に出れましたか?
途中でサックスのソロ当りで居眠りして虹鱒に食べられましたね
トロンボーンのソロ当りで山女魚に恋して河に残る~ってか

えっ~、真面目に泳いで来たけれど海にでれなかったって~
( 解説案内が下手糞なせい?)
オーディオ・カフェで店主に言ってください・・・解かり易く聞かせろ~!

鮭と云えばカナダ、C・ディトワ指揮モントリオールSoと思ったけれど、
ドラムの響き線が作る倍音ハーモニーが良く聞こえた、A・クリュイタンス
指揮パリ音楽院管弦楽団で セーヌ河 を降る事に決定!!
・・・此れでアトランティックサーモンに成れる?・・・

沢山のボレロが有ります、ボレロはハーモニー主体に聴くと、
いろんな演奏も皆楽しめる
ハーモニーの多彩さ、バッソンやフレンチホルンその他木管が特に素晴らし
いハーモニーで聴ける、A・クリュイタンス指揮 パリ音楽院 の盤です
( 東芝音楽工業時代の方が良く聞こえた )

ボレロ
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久し振りに読んだ 「 オーディオ彷徨 」

岩崎千明の著書、オーディオ彷徨を久し振りに読んだ
この本の出た頃はJAZZに夢中でLPを買う為、本までは買えなかった
当時としては結構高かったと思う

多分亡くなった後に、再編集されて出版された物と思いますがどうでしょう
現在はネット上で公開されていて、其れを読ませて貰った、ネット公開され
た方には大変感謝しています、1970年代は日本のオーディオ文化?

が満開の時代でオーディオ評論家の評論文は凄い量でしたね
オーディオ雑誌に掲載した岩崎氏の機器評論は面白くて重点的に読んだ一人
何時も始めに音楽が有り、其れを再生装置でどの様に聴くかと、等価で語ら
れていた気がする

行き付けと云うか、溜り場のJAZZ喫茶で読んでいた本に岩崎氏の
エッセイ風の文章が載っていてとても感動した覚えがあります
中でも著書、オーディオ彷徨に綴られている「 ぶつけられたルージュの傷 」

には本当に読んだ後、深い感慨が湧いたものです
多分まだ独り者だったと思う ( 独り者か妻帯者かでは感慨が違うよね! )
一緒に生活していた彼女との些細な、すれ違いでのいさかい

激怒した彼女が投付けたルージュが買ったばかりのアンプに当りパネルに傷
と共に赤いルージュのカケラを残して彼女は去っていた・・・
その後傷の付いたアンプも手放し、街角で売られていたアンプに再会・・・

てな内容をロマンティックに書いていた
いや~本当、岩崎氏はロマンティストだよね、まあ~だいたい音楽&
オーディオマニアはロマンティストが多いんだよ

一般的にと云うか、大抵の女性は自分の好きな男が自分以外の対象に夢中に
成ると嫉妬しますね、対象が有形無形関係ない、又有機物無機物 関係ない
特に若い頃は自分以外に眼を向けると一言~二言、チクリと刺します

最初からアンプめがけて持っていた( と云うか準備し機会を狙っていた )
ルージュを投付けた~!!・・・と思いますね
此のアンプさえ無ければ私に夢中な筈・・・こんなアンプに私が負けるなん
て許せな~い・・・なんてね

事実、欲しかった愛車ベンツを休日朝から洗っていたら、妻から一刺しされ
た人を私は知っている
私自身も昔、真空管アンプでマルチ駆動していた時期が有りまして思いだし
ます

朝起きると、何だかホヤッと室内が暖かくて何だか温かいねと訪ねると
相手はアンプに目配せ・・・んんんんん~、なに~音楽聴いたの?
と訪ねると、寒いからさ~ アンプに電気を通して温かくしていたとの弁

なんとですね~、俺様のアンプは電気ストーブ代わりになっていた
ク~・・・此のアンプの真空管は 6336A と云う非常に高価なタマで
其れに寿命が短いんだよ!!

と抗議したら、解かった解かったはいはい ですからね
オーディオ&音楽ファンの男性諸氏!

女性の嫉妬が怖い人は、隠れキリシタンの様にひっそりと趣味に入れ込む事
女性の嫉妬は怖く無くなった枯れた人は、日々をひたすら趣味に入り込む事

別冊ステレオサウンド誌上の岩崎千明氏、写しなので人相が少し暗いのは写
した私のせいです

岩崎2

電気ヒーターに転用された真空管、当時2台4本使っていました、
USA レイセオン社製 6336A

岩崎1
 

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オーディオ古今の定説

冬になり雪が降って一日中氷点下の気温が続く様になると、
空気の乾燥が進み非常に音にスピード感が出る
JBL や アルテック の米西海岸の空気もかくやと思う( 彼の地は温かい? )

オーディオ再生も空気の乾燥が進むと全体バランスが変る、先日当店
オーディオ装置の再生帯域を確認するのに「無線と実験」誌の誠文堂新光社
が販売してるCDを利用して聴感確認してみました

確認基準が古今よりオーディオ界で言われている 40万 の法則が目標
40万の法則とは再生された音の 最低音x最高音 で例えば
20Hzx20000Hz=400000

周波数基準信号でいろいろ試し最低音を若干ブースト!
最終調整で再生してみると何と我が装置は以下の結果です
30Hzx13000Hz=390000 でほぼ 400000 に近し

只、此れは聴感なので凡その目安程度

1・再生装置はもっと広く再生しているが聴く耳が聴き取れない
2・耳はもっと広く聴き取れるが再生出来てない
3・再生が出来ないし耳の聞き取りも出来ない

多分私の場合は 3 の再生出来ないし聞き取り出来ない、だと思うけれど
まあ400000にかなり近いので安心、再生確認の定番CDを聴いてみた

・フレデリック・フェネル指揮 
 ダラス・ウインド・シンフォニー演奏 
 エドヴァルド・グリーグ作曲 リカルド・ノルドローグの為の葬送行進曲

 吹奏楽演奏のレコーディングでは最高クラスの音響だ!!
 囁く様なクラネットやフリュートら木管楽器のハーモニーppから ff
までいっきに広がる金管楽器の彷徨と大砲の様なバスドラムの音塊

 何度聴いても新たな魅力を感じさせる音の厚み、店がゆれて屋根の雪を落
 とすのにも活躍してます、他にも良い曲が入ってます
 何時聞いてもリファレンスレコードのCDは音に凄みがある
 数少ない名演&名曲&名録音で ・・・ 三ツ星!!!

BE

・ゲリー・カー コントラバス演奏 日本の歌
 トラック14 月の砂漠 

 柔らかな雪を思わせる・・ppで始まるコントラバス、高い音から次第に
 低音に移る音の質感、背後に流れるパイプオルガンの重低音
 ホールの残響、重なる音のハーモニー・・・堪りません!!
 オーディオ&音楽ファンで好かったと思う事・・・確実

 此のCDに記録されている曲は、皆聴き易く馴染み易い、
 数あるゲリー・カーのCD&レコードの中でも出色の録音と思う
 馴染みの曲と外国人とは思え無い詠い回し、そして名録音 ・・・う~ん 
 やはり 三ツ星!!!

ベース1
 

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ベートーベン作・交響曲第五番 ハ単調

ジャジャジャジャ~ン!ジャジャジャジャ~ン!!

「運命はかくの如く戸を叩く」、と作者が云ったとされる有名な始まり部分
凄いですねまるでビッグバン( 体験した事無いですけど )
此れから40分前後息つく暇ない音の展開が続くんですね、事実

W・フルトヴェングラー指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の演奏を
LPで聴き、息が出来ないと寝込んだ人を知ってます
普段クラシック音楽を聴いてない人を呼吸困難に引き込む力がベートーベン
&フルトヴェングラーに有る様です・・・怖いけど魅力的

私のマイフェバリットLPを紹介します
ブルーノ・ワルター指揮 コロンビア交響楽団

ベートーベン2

実に若々しい!
まるで青年が指揮している様な演奏で、とても老年期の人が指揮したと思え
ない、ベートーベンの作品を多くの人に知って貰いたい思いだけで、作為や
見栄を感じさせない誠実な演奏、素直に音楽に入って聴ける、素晴らしい!!

グレン・グールド演奏 ピアノ編

ベートーベン

凄くロマンチックな表現、ベートーベン作品の持つ叙情性を好く表現してい
ると思う、まるで別れた女性との思い出に浸って楽しんでいる様な
懐かしい思い出を次々に展開して未来を探り、其れでいて過去の思いから出
たくない様な、まるでメビウスの輪みたいに最後の音が終わると直ぐに
ジャジャジャジャ~ンと始まりそうな演奏

1・作曲者の作品を聴いて貰いたいと云う演奏
2・自分が演奏する作曲者の作品を聴いて貰いたい演奏
3・作品を演奏する自分を聴かせたい演奏

だいたい此の3タイプの演奏が主ですかね

1950年代~1960年代の演奏家は 1 に近い人が多い様な気がします
1970年代~1980年代の演奏家は 2 に近い演奏
1990年代以降は自己表現を前面に出す 3 の演奏が主になる様で

クラシック音楽を演奏するより、JAZZを演奏した方が向いている様な
演奏家が多い気がします
年末にテレビの国営放送で、来日したオーケストラの演奏を見聞きしました

だいたいこんな感じだね~、なんて思って聴いていたら 
ウイーンフィルが凄かった!!
ズービン・メータ指揮でウイーンフィルハーモニー管弦楽団演奏
 
ベートーベン作 交響曲第7番イ長調、
あのテレビドラマ「 のだめ 」のテーマ曲かな
兎に角、過去の音源に無いずば抜けて透明度の高いハーモニーでしかも

ウイーン色があって、口あんぐりで夢中で聞きました
日本であんなに凄い演奏するなんて、考えられない
ウイーンフィルって誠実だね

Z・メータが良かったのか、はたまた女性が楽団に加わったからなのか
( 少し前まで女人禁制だった )
それにしてもコンサートマスター横の女性ヴァイオリン弾きが凄い美人だ

Z・メータも演奏終了後の握手はコンサートマスターではなく横の女性だ
った、メータ、恐るべし・・・枯れてないね!!
しかし如何にかならんかね、あの拍手

凄い名演なのにくだらないブラボー拍手で台無しだよ、演奏はホールの音が
無くなって初めて終わりなんでね、楽器を止めてもホールの響きが音楽を伝
えているのにさ、拍手さえ被らなかったらCD発売も可能でしょ
まあウイーンフィルなら又素晴らしい演奏をするからいいか!!!

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オーネット・コールマンとエリック・ドルフィーの話?

ある現場作業での話

E・ドルフィー( アルトサックス他 )・・編

今日の作業は俺ら3人とドルフィーとの4人でするらしいぞ
ちょっと、まった~ 本当か~
ああ~さっき言われたけど、其れがどうかした?

だってドルフィーだぜ、彼と仕事した事あるの
俺はあるよ、ま~変な奴でもないし、結構まじめだよ
其れは解ってるけどドルフィーは道具持つと勝手に作業始めるしさ

一つの作業を一緒には無理ある気がするよ
手順なんかも全然違うし、放っといたら何処か遠くに行ってしまう勢いで
始めるからね、まあ時々お~い!! こっち来なよ~なんて声掛けておくと

大丈夫さ、最後には結構そろって一緒に終われると思うよ
其れにドルフィーの作業した物は専門家に結構評判良いんだぜ
其れに奴はいろんな道具使うし、今まで経験した事ない様な事して完成させ
るんだ、俺らと一緒とは考えない方が良いよ・・・さ~て始めるか!!


O・コールマン( アルトサックス他 )・・編

いや~参ったね、きょうはコールマンと一緒の作業だってよ
なんで?嫌なの?
嫌じゃ無いけどさ、何たって作業始めると直ぐ自分の方法で始めるから面食

らうんだな、奴と一緒に作業するとリズムって言うかテンポと言うか感じが
他と違うんだよ
まあコールマンは始まっちまうと全く別の世界で進行するから、作業前に

目標を伝えた方が良いな、でも結構最後には一緒に終れるんだけど
だけど出来た内容は何時も、何故だかコールマン風に成っちまうんだぜ
何時も奴の世界に引きずり込まれる様な気がする

全く我風な奴には敵わないよ
其れに奴の残した物は専門家でも一部に熱烈な支持者が居るって云うぜ
そうそう、俺の聴いた話では強烈なファンが喫茶店してるらしいよ

一度みんなで珈琲でも飲みに行ってみるか
リクエストは当然 O・コールマン ?
頭痛くなんね~か~
じゃあ~ E・ドルフィー にすっか?・・・お~い!! 作業始めるぞ~

年末聞きまくった エリック・ドルフィー の一枚!!
(ドルフィー イン ヨーロッパ )

エリック

年末聞きまくった オーネット・コールマン の一枚!!( 未踏峰 )

オーネット

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プロフィール

gafuー

Author:gafuー
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オーディオカフェ我風(Gafu~)
〒 ・・・・071-8134
住所・・・北海道旭川市末広4条9丁目
10番8号
TEL・・・090-9759-5792
( 何時でもOK )
休日・・・毎週 水曜日&木曜日
営業・・・12:00~ラストオーダー18:00
     (閉店は19:00頃?)
Eメール・kakino375-075da@cup.ocn.ne.jp

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